フランス産牛肉は本当に美味しいのか?その特徴を紹介

知って得する肉知識

こんにちは!シンタロウです。

今回は牛肉の中でも、ちょっと変り種のフランス産の牛肉についてお話しします。

世界一の肉屋が扱うリムーザン牛や、日本一の肉屋が扱うバザス牛など少しずつですが、
その存在を認知されつつあるフランス牛。

でも、まだまだ圧倒的に国内での流通量は少なく食べたことがある人は少数だと思います。

でも、名前の響きがなんかオシャレで、気になりますし、食べてみたいですよね?

そこで気になるお味や、一体どこで買えるのかを今回は紹介しようと思います。

以前から気になってたけど、味や買う方法もよく分からないって方のためにも
色んな情報をわかりやすくまとめてみたので、ぜひ最後までお付き合いいただければなと思います。

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フランス産牛肉とは

フランス産の牛肉が輸入解禁されたのは、月齢30ヶ月齢以下という縛りこそあるものの、2013年のこと。

それまではBSEの影響で一切の輸入が禁止されていました。

この輸入禁止措置があったために、国内で流通が少ない原因になっているのは間違いなさそうです。

フランス産の牛で代表的なのは3つです。

シャロレー牛

バザス牛

リムーザン牛

どの牛も基本的に放牧で育てられているのが、なんとも牧歌的なヨーロッパのイメージ通りです。

それぞれ以下で詳しく解説しますね。

シャロレー牛

ブルゴーニュ地方が生産のメッカとなっているこの牛。

毛の色がクリーム色なのが特徴的ですね。

とにかく赤身が強くサシっ気のない肉質です。

ConstanceDeFranceによるPixabayからの画像

このシャロレー種ですが何と以前は日本でも肥育されていたようですね。

僕もこの記事を書くまでは知りませんでした。

以下引用です。

シャロレー牛は日本に存在した?!

1960年頃に北海道のソダ・シャロレー牧場(現シャロレー牧場)の牧場主・曾田玄陽が入れたとされ、一時300頭程まで増殖したが、現存する頭数は不明。他品種との交配は普及しなかった。柔らかいが赤身であるシャロレーよりも、霜降り肉の方が好まれたためと考えられる

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/シャロレー種

バザス牛

ボルドー地方のバザス村をが主な産地となっていることからバザス牛と名付けられているようです。

フランスでも名前のつけ方は、日本と同じで地方の名前が付けられるようですね。

こちらも赤身が強い肉で、国内に流通するのはロース等の食べやすい部位がほとんどです。

Simon SteinbergerによるPixabayからの画像
(バザス牛の画像がなかったので、イメージです)

リムーザン牛

リムーザン地方が主な生産地となっているこの牛、例に漏れず赤身のお肉です。

欧州の牛は粗飼料(草やワラ)を多く食べて育つので、日本のように霜降りビッシリという肉の方が、世界的には珍しいんだと思います。

このリムーザン牛が一躍有名になったのは、世界一の肉屋と称されるユーゴ・デノワイエの日本進出がはじまりでしょう。

それまで、2013年には輸入解禁になっていたにもかかわらず、世に出回らないほどマイナーな存在だった欧州牛。

ユーゴのお店が2015年の11月に東京で開店した翌年の2016年は欧州牛元年とまで言われました。

すごい影響力ですね!

Jai79によるPixabayからの画像

気になる味は?実際に食べてみた感想

以前仕事で欧州牛の問い合わせがあった際に、仕入れる前に実際に食べてみることにしました。

それまで流通の多かった牛といえばアメリカ産、オーストラリア産、ニュージーランド産くらいで
仕入れ元に聞いてもどこも扱っていないの一点張り。

なんとか国内で入手手段はないかと探した結果通販で手に入れることができました。

入手したのはバザス牛のササバラ肉です。

↓↓ササバラ肉については以下のページで詳しく解説しています↓↓

⇨⇨この部位をマスターしたら焼肉屋できます。外バラ肉を紹介(後編)

現地で食べると美味しいという声がネットで多かったんで、
正直そこまで期待はしていなかったんですが、食べてみるとこれが結構イケる!

牧草牛らしい独特な香りと、旨味の強いササバラ部位ということもあるんでしょうが、思ったよりも臭みもなく、すんなりと300gは食べることができました。

仕事の方は価格が合わないとのことで結局、話は流れましたが、
もっと流通量が増えたあかつきには、ちゃんと仕入れルートを確立させてラインナップにのせたみたいと思えるほどでした。

ただ、肉のイメージとしては最高なんですが、
他のアメリカ産やオーストラリア産の良いものと比べてそこまで美味しいかと言われたら
「うーん」って感じだったので、価格面でもう少し落ち着くまでは肉屋的には様子見ですね。

どこで買える?販売しているところ紹介

現状入手手段が限られているフランス産の牛肉ですが、
だれでも気軽に買える通販サイトを探してきたので紹介します。

ちなみに実店舗での販売は現状ごく一部のみなので、東京以外では現実的で無さそうです。

シャロレー牛

現状すぐに手に入るサイトは一つだけのようです。

マーム アラモード

畜肉類-シャロレー・キアニーナ/輸入食材など業務用食材卸専門の通販サイト「マーム アラモード」
業務用食材卸問屋の株式会社マームが運営する会員制の通販サイト。フォアグラ,キャビア,仔牛,ラム,鴨肉,生ハムなど、フランス料理・イタリア料理・スペイン料理で使用される専門食材を中心に約2.000種類の輸入食材を取り扱っています。マームアラモードはスマートフォンなどモバイル端末でもご利用いただけます。畜肉類 シャロレー・...

輸入食材を中心に扱っておられるサイトです。シャロレー牛自体は塊肉のみの販売のようで、
一般の方にはハードルが高いかもですね。。
スジや脂をトリミングしないといけないので。

塊肉で販売されているストリップロインというのはご存知サーロインのことです。

あとフランス産ではないですが、イタリアの代表的なブランド牛であるキアニーナ牛なんかもおいてあります。

バザス牛

日本国内でも、レストランで提供するお店が増えてきています。
有名どころの楽天でも入手可能です。

楽天

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/バサス牛/

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/バザス牛/

楽天だとこのあたりでしょうか。ちなみに僕が購入したのは上の塊肉です。
外国産の肉でこの価格は正直かなり高い!
本当に興味のある方であれば一度食べて見てもいいかもです。

近江牛.com

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精肉業界では知らない人はいないほど有名な新保吉伸氏のお店です。テレビで放映されて話題になりましたね。

上記サイトでは売り切れのことが多いので、手に入れるのは難しいかもです。

実際にサカエヤさんには食べに行ったことがあって、その時食べたのはバザス牛では無いのですが、肉屋の自分から見ても本当に美味しい牛肉達でした。
そんなお店が手がけるバザス牛ならぜひ食べて見たいので、僕自身も販売されるのを虎視眈々と狙っています。

リムーザン牛

ごめんなさい、通販サイトでは見つけることができませんでした・・

ただ実際の東京の恵比寿にあるユーゴ・デノワイエの店舗で取り扱いがあるようです。

日によって在庫状況も違うでしょうから、もしお求めの際は一度問い合わせにしてみたほうがいいかもです。

以下ユーゴ・デノワイエの公式HPです↓

まとめ

まだまだ圧倒的に日本国内での流通量が少ないフランス産の牛肉。

手に入れるだけでも一苦労です。

それでも、そのイメージやフランスの牧歌的な地方の光景を想像するだけで
どうしても食べたくなるのが肉好きのサガですよね 笑

今回紹介した、方法以外でも取り扱いがあるところが増えたら随時この記事を更新していきます。

今回のまとめです

その1、フランス産牛肉は以下の3つが有名です

・シャロレー牛 ・バザス牛 ・リムーザン牛

その2、実際に食べて見たら評判通り悪くない味でした。
    ただ、その他の外国産の肉と比べて、そこまで驚くほどでもなかったです。
    (これに関してはまだまだ僕の食べている数が少ないので、あくまでフーン程度で)

その3、実際の販売は現状通販サイトがメインです

以上です。

繰り返しにはなりますが、まだ僕自身食べている数が少ないですし、
一つの部位しか食べれていないので、もっと経験を積んだらまたレビューしようと思います。

今回の記事は以上になります。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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