美味しい肉屋を見抜くのは超簡単です。その方法を伝授します

お肉の買い方

こんにちは!シンタロウです。

日本中に数多く存在するお肉屋さん。

あなたはお肉を買うとき、どんなお店を利用していますか?

総合スーパーを使う人もいれば、精肉店に通う人もいると思います。

でも

「そのお肉屋さんって、本当に良いお肉屋さんですか?」

そりゃーいつも行ってるお店だし、いいお店に決まってるよ!

ん〜、本当にそうですかね?もしかすると他にもっと良いお店があるかもしれませんよ?

良いお店でお肉を買えば、自然と他と比べて間違いなく良いものになります。

実は本当に良いお店を見つける方法って存在します。

しかもその方法はめちゃくちゃ簡単で、誰にでもわかります。

今回はそんな方法を現役の肉屋がお教えしようと思います。

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肉屋の「顔」で分かります

良い肉屋を見抜く方法、それは肉屋の顔を見ることです。

・・・・

人の顔じゃ無いですよ 笑

そのお店の顔、つまり一番売れている商品(一番商品)を見れば良いお店かどうか分かります。

これはスーパーでも精肉店でも同じことです。

なぜ一番商品を見れば分かるのか、それはお店が一番力をいれて売るべき商品だからです。

一番商品ってどんな商品のこと?

まず一番商品って何ぞやって話ですが、

何だと思いますか?

サーロインステーキ、シャトーブリアン、希少部位、お店によって
ウリにしている商品はあるでしょうが、一番商品はそのどれでもありません。

先ほど言ったことの繰り返しになりますが、大事なことなのでもう一度言います。

一番商品は一番売れているお肉

つまり

「小間切れ」&「ミンチ肉」です。

だいたいの肉屋はこの2つが一番よく売れています。

なぜなら一番安くて使い勝手が良く、買う機会が多いからですね。

実際に僕が在籍したことのある店舗(6店舗くらい)では、どこも一番売れるのは上の2つでした。

なんで小間切れやミンチが大事なのか

一番商品である小間切れやミンチ肉を見れば、
そこが良いお店かどうか分かる理由についてお話しします。

それは2つ理由があります。

【小間切れやミンチは他の商品の端材で作られる】

小間切れやミンチ肉というものは、他のお肉を切ったあとの端材(はざい)でつくられます。

他のお肉というのは、薄切りやステーキ、焼肉のことですね。

この他のお肉の端材で作った小間切れや、ミンチが良いものであれば
自然と、ステーキや薄切りなんかも良いものになるということですね。

【売れるべき商品が売れていないということは、肉の回転率が悪い】

一番安価なお肉の売れ行きが悪く、鮮度も悪いということは、
そのお店のお肉の回転率がかんばしく無いことを意味します。

売れるべき商品が売れ残って、
売れづらい商品だけがどんどん売れるなんていう状況はまず考えられないですから。

良い小間切れ、ミンチ肉ってどんな肉?

じゃあ良い小間切れやミンチ肉ってどんなもののことなのでしょうか?

それは

・良いお肉がちょろっと入っているかどうか

・常に一定の品質であるかどうか

・新鮮かどうか

です。

良いお肉が入っているかどうか

ステーキや薄切り、焼肉を切るとき肉屋が考えることの一つにこんなことがあります。

「あと1枚、あと1枚だけ切らせて!」

これ何かと言うと、
例えばステーキを切るときに、お肉の塊の端っこの方まで切ろうとすることがあります。

「ステーキとして少し形がくずれるけど、ちょっとでも利益が欲しいから切っちゃう!」

みたいな考え方ですね。

それとは反対に、端っこのほうはあと1枚切れるかもしれないけど


「形がくずれるステーキ切るくらいなら小間切れの材料にしよう」

どっちが消費者にとって良い肉屋だと思いますか?もちろん後者ですよね。

こんな事情から、小間切れに良いお肉(ちょっと霜降りの入った肉等)が入っていると、
この例でいくと、ステーキはしっかりしたもののことが多いです。

常に一定の品質かどうか

いつでも一定の品質の小間切れ、ミンチかどうかは凄く大事です。

昨日来たときは良かったけど、今日はなんだかなー

こんな風に思える店は、安定感がなく安心して買い物ができませんよね。

安いお肉といえど、そこを侮って品質がバラバラだと、
上のランクのお肉にも必ずそれが答えとなって現れます。

新鮮かどうか

良いお肉の条件として鮮度は絶対です。小間切れやミンチも同じことです。

小間切れ、ミンチが新鮮で無いと他のお肉も新鮮でないケースがほとんどです。

その理由については上で説明した通り、店全体の回転率が悪いからです。

↓↓鮮度がいいかどうかの判断基準については以下のページで解説しています↓↓

⇨⇨肉屋が教える美味しい牛肉の買い方

良いお肉は良いお店からしか買えないです。

勘違いされている方が多いんですが、

高級なお肉を置いているお店が良いお店というのは間違いです。

良い肉屋というのは、全体的に安いものしかおいてなかったとしても
鮮度や肉質がしっかりとしたものを置いている店のことです。

高級であっても、鮮度が悪ければ美味しく無いですし

反対に安い肉でも、鮮度と肉質が良ければ高級なお肉よりも美味しいです。

良いお肉を買えるのは、本当に意味で良いお店からだけ!

これ大事です。

まとめ

文章が遠回しになりがちだったので最後に分かりやすくまとめておきます。

その1、良い肉屋かどうかは一番安くて売れている商品(小間切れ、ミンチ)を見て判断すべし

その2、良い小間切れ、ミンチか の判断基準は

    ・ちょっと良いお肉が入っているかどうか

    ・いつ行っても一定の品質かどうか

    ・新鮮かどうか

その3、高級な店≠良いお店

です。

繁盛している店や、小さくても長く続いているお店には必ず理由があります。

それは、どんな安い商品にも決して手を抜かないことです。

一番安くても、一番お客さんが手に取りことの多い商品が大事だというのが分かっているお店で
買い物することが大事です。

そうすれば、今日買ったお肉がいいものかどうか、といった疑問は持たなくてすみますからね。

ぜひ次回からお肉を買うときは小間切れ、ミンチに注目して
上の「その2で」上げた項目に目を光らせて見てください。

きっとそのお店が本当に良い店かどうかがみえてくるはずです。

今回の記事が今後の買い物に少しでも役立てば幸いです。

では、このへんで失礼します。ご覧いただきありがとうございました!

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