【焼く前に全てが決まる】ローストビーフに最適の部位とは

ローストビーフについて

ローストビーフ、それは肉好きをひきつけてやまない現代の肉の至宝。

ただ、、

ローストビーフの焼き方を解説するウェブサイトや動画は数あれど、最適なお肉を解説するサイトが少ない・・

あっても、もうちょっとつっこんで解説してほしいなぁと思うことが多いです。

そこで今回はローストビーフを作る際に肉屋が本当におすすめする部位を3つにしぼって解説します!

とにかくこの部位だけ買っておけば間違いは無い!というものを紹介するので、ぜひお買い物の際の参考にしてみてください!

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ローストビーフにおすすめの部位ランキング ベスト3

回りくどいのも嫌なんで早速ベスト3の発表です!

第1位 まるしん(しんしん)

第2位 ランボソ

第3位 イチボ

見事に全て「もも」部位という結果になっております。

ここでこの記事を終わりにしてもいいんですが、さすがに味気ないのでローストビーフは焼く前で勝負が決まるよ、という話をします。

ローストビーフは焼く前が本当に大事だという話

ローストビーフって焼くときは、一生懸命いろんなサイトを見て焼き方を調べますよね?

でも肝心のお肉を選ぶ時には

ローストビーフ用のもも肉ください

で終わらせてませんか?

僕のお店に来るお客さん、というかこれまで、たくさんのお客さんを接客してきましたが、大体このパターンです。

そしていつも、

「どんな大きさ、どんな形のものがいいですか?」

「霜降りは入っている方がいいですか?」

「国産と輸入のものがありますがどっちがいいですか?」

と聞くことになります。

ただ、それを聞くと決まって

ちょっとよくわからないんで4人ぶんくらいのものをお任せで

(えー・・それじゃせっかく焼くのにもったいなくない?)

って思うまでが1連の流れです。

もちろん、ローストビーフを焼くときのブロック肉のことなんてよく分からない、という気持ちは分かります。だって肉のことを正確に把握してるのなんてお肉関係の仕事をしている人か、肉マニアくらいです。

でもそれじゃあ正直もったいないです。

だって焼く肉によって出来上がりは同じ料理かと思うくらい変わってきますから!

例えば、肉の部位。

同じもも肉でも、赤身なのか少し霜降りが入るかで味は全然違います。

あと、焼く際の形。

同じグラムであったとしても長細いのがいいのか、肉の盤が大きのがいいのかは家庭でどうやって焼くのか、何で切るのかによって最適なものは変わります。

難しいかもですが、なんとかここをしっかりとおさえていただきたいのです!

そうすれば絶対に今までよりも格段にいいローストビーフが焼けるはずですから。

では、前提知識はこれくらいにして

以下でローストビーフに最適な部位を1位から順に解説します。

第1位 まるしん(しんしん)

堂々の1位からいってみましょー!

1位はまるしん(しんしん)です!

しんたま部位の一部なんですが、とにかく柔らかい赤身が魅力です。

ローストビーフはやっぱり基本的に赤身が美味しいです

オーソドックスにそのままで食べるのはもちろん、サラダにしても合うし、ローストビーフ丼なんかもいいですね!

柔らかい赤身は、しっとりした食感と嫌味のない味わいになるので、どんな料理にも合います。

価格は大体和牛で100グラム900円から1200円くらいです。

まるしん(しんしん)についてはこちらで詳しく解説してます!

⇨⇨リピーター続出のまるしんってどんな肉?

第2位 ランボソ

第2位にはらんいち部位からランボソがランクイン!

ランプ本体とどちらにしようか迷ったのですが、こちらをチョイスしました。

柔らかさ自体はランプとほぼ変わりません。

最大の理由はその扱いやすさです。

ランボソは盤面が直径5cmほどの長方形なので焼きあがった後がとても切りやすいです。

ランプを長方形に切ってもらえばそれで済む話なのですが、ランプはステーキとして売りたい店が多いです。

そのため、ロービー用にカットすることを好まない店が多く、形のいいものの入手しやすさも相まって2位にランク付けしています。

価格は和牛で800円から1000円くらいの店が多いです。

らんいち部位についての詳しい解説はこちら

⇨⇨赤身肉好きの間で人気沸騰中!肉屋おすすめのランプ肉を徹底解説!

第3位 イチボ

さらに、らんいち部位からイチボが3位に!

イチボはもも肉のなかで珍しく霜降りがはいりやすい部位です。

そのため味が濃くて、多少焼くのを失敗して火が通り過ぎても固くならずに美味しく食べることができるのが最大の魅力です。

ただ、上の2位、1位の部位と比べて少々お値段が貼るのが玉にキズですね。

その値段の面を考慮しても有り余る性能の高さを考慮してこの位置にランクづけしました。

イチボについてもらんいちのページで語っているのでコチラも併せてご覧ください。

価格は和牛で900円から1400円くらいと幅が広いです。

ロースやヒレはダメなの?

よくローストビーフにオススメの部位として紹介されるロースやヒレですが、

もちろんダメということはありません。

ロースに関しては、焼きたてはいいのですが冷やしてから食べると脂がかたまって食感が悪くなることが理由でランク外としています。

ただ、焼きたてなら間違いなく最強です。しもふりが口の中で溶ける食感と味わいの濃さはどの部位にも真似できません。

ヒレに関しては価格の面で他の部位と比べて苦しい部分があるのでランク外です。

確かに赤身で柔らかいのですが、ローストビーフくらいの薄さでスライスするものにヒレの柔らかさは真価を発揮できません。

素直にステーキにして食べましょう。

盤が小さめで長方形の物を買おう

上のランボソの項目でさらっと触れましたが、大事なのでもう一度。

盤が大きい肉を買うと切る時にめちゃくちゃ苦労します!

なぜなら家庭用の包丁はだいたい刃渡り20cm弱なので、盤が大きい肉になると刃を全部使っても肉が刃におさまりきらずに、絶対に上手に切れないのです。

上手に綺麗に切るなら一辺が5cmほどの四角形で全体の形が長方形のものを選びましょう!

スーパーではだいたいこの大きさで売ってありますが、精肉店でも言えばオーダーカットしてくれるところもありますよ。

ローストビーフの切り方を解説したページはこちらです

ローストビーフとブロック肉の切り方を【画像と動画でプロが解説】

ローストビーフの焼き方

最後の最後に焼き方にもふれておきます。

Youtubeにイチボを焼いた動画をアップしたのでそちらを貼っておきます。

よくある一般的な焼き方をダイジェストで2分30秒ほどでまとめた簡略盤です。

ローストビーフ(イチボ)の焼き方ダイジェスト

詳しくはまた別記事でまとめようと思います。

まとめ

ローストビーフの肉選びにについてまとめです。

まとめ

・ローストビーフに最適な部位は

1位 まるしん

2位 ランボソ

3位 イチボ

・ロースはヒレはダメじゃ無いけど、コスパと食べ方の制限で難あり

・ロービー用の肉を買うなら盤面が小さめで長方形のものがオススメ!

今回は比較的マイナーな部位を紹介してしまったので、入手するのが難しいパターンがあるかもしれません。

そんな時は通販を利用するか、精肉店で事前に予約をしておくことをオススメします。

入手するのに手間をかけても、それだけの価値がローストビーフの肉選びにはあると思います!

焼き方ももちろん大事ですが、これを機にお肉の方にもこだわってワンランク上のロービーづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

今回の記事は以上になります。最後までごらんいただきありがとうございました!

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