こんにちは!シンタロウです。
この記事を書いている時は6月なんで、就活が本格的にスタートし始める時期でしょうか。
食べ物、特に肉が好きで食肉に携わる仕事がしたい!
という動機で肉業界に興味がある人は少なからずいると思います。
でも
お肉業界って職人の世界とかブラックなイメージでなんか怖い・・・
こんなイメージの人多いですよね?
そこで、今回はこの業界で働く事に興味あるけど、悩んでるって方に向けて実際はこんなとこだよって話をしますね。
前職で精肉の仕事をしながらリクルーターも兼任していた時期があったので、参考になるんじゃないかなと思います。
食肉業界、業種はこんなのがあるよ
まず初めに、この肉業界どんな仕事があるかなんですが。
・営業(お肉やそれに関連したタレ等を売り込む人)
・配送員(お肉や、タレ等を運ぶ人。営業の兼任のことが多いかもです)
・精肉調理スタッフ(お肉を包丁や機械で切る人)
・小売販売スタッフ(切ったお肉を路面店やテナントの店舗でお客さんに売る人)
・飲食調理スタッフ(ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ等の料理をつくる人)
・飲食ホールスタッフ(レストランや料亭のホールで働く人)
・事務職(経理や総務)
大きく分けてこれくらいです。もちろん会社の規模・形態によって上にあげた仕事がなかったり、兼任することはあります。
意外と普通の職もあるんだねー
そうなんです、案外肉業界と言えど普通なんです。
じゃあ、次に現在の肉業界の実態について話していきます、
肉業界の給料ってどんなもんなの?
まず、誰もが気になるのが給料ですよね。
結論から言って正直この業界まだ高水準とは言えないです。。
あっそうなんだ、じゃもういいや!
ちょっと待ってください!まだ閉じないでください!
「まだ」高水準ではないです。今はちょっと他よりも少ないですが、昨今の肉ブームで働く人の需要が増え続け確実に給料は上がってきています。
実際僕がいたところも、昇給とは別に、毎年ベア(基本給の底上げ)がありました。
必ずしも全ての会社がそうだとは言い切れないですが、業界全体が上り調子なのは間違いないです。
余談にはなりますが、増え続ける肉需要をまかなえるだけの人材は足りていないと思うので、仮に将来転職するとなった時にも仕事探しには困らないと思います。
これを書いている人も2回の転職を経験しているので、以下の別記事でその体験談なんかを後悔してます。
食肉業界の転職事情食肉業界の転職事情を自身の経験談なんかを交えつつお話します。
肉屋はブラック?ホワイト?
そしてもう一つ、気になるのは労働環境ですよね。
ブラックかホワイトか、特に若い世代は給料よりもこっちを重要視するみたいです。
残念ながら、特にお肉業界はブラックなイメージが凄く強いです。リクルーターとして活動している中で就活生から一番多い質問が労働時間についてでした。
これも結論から言うと、会社や、配属先によりけりです。
ありきたりな答えだな。なんだかんだ言って結局ブラックなんじゃないの?
確かに正直に言うと残業が多かったり、始業時間前に仕込みや開店準備をすることもあり、その割合が他の業種に比べると多いのが現状です。
でも、そういった環境はどの職種でも聞く話ですし、肉業界でもめちゃくちゃホワイトな職場もあります。
僕がいた店舗なんかでは、始業時間ほぼぴったりにみんなタイムカードをおしていましたし、定時になると上司が真っ先に帰って、残業はしないように徹底されてました。
それができていたのも、個々の役割をキッチリとそれぞれが果たし、一つのチームとしてうまく機能していたからです。
その一方で別部署では、始業1時間前に来て、残業も毎日2時間当たり前なんてところもありました。。
つまり、職場がブラックかホワイトかは、職種に関わらずその場にいる人次第だということです。
今は、働き方改革で、どんなに小さな会社でも労働環境について厳しく指導がはいる世の中です。会社側はそれによって変わらざるをえない状況になってますし、今後肉業界も労働環境が今よりよくなることは間違いないでしょう。
ただ余計なお世話かもしれませんが、環境を整えるのは会社の仕事!というマインドで自身のスキルアップははかれないので、そこは注意が必要かもですね。
この話については以下の記事でけっこうつっこんだ話まで暴露しているのでよかったらご覧ください↓
空前の肉ブーム、でも就活生は実際多いの?
これをご覧のあなたもご存知の通り、今は空前の肉ブームです。
それを受けてか今や肉屋も東京ビッグサイト等で行われる就職説明会に出店する世の中になりました。
では実際この業界を目指す若者は多いのでしょうか?
これについては、都市部では多いですが、地方ではまだまだ人が足りてません。
このへんは、他の業界と同じですね。
さらに言うなら、精肉業(肉を切って売る仕事)は慢性的に人手不足です。
今って結構お肉を切れる人、お肉の知識のある人向けの求人が多いので、「精肉」は案外狙い目かもしれませんよ?この精肉という分野は、目利きや職人技と呼ばれる技術がものを言います。将来ロボットがとって変わる未来は想像できません。(肉屋のメインの道具である、肉を切る機械「ミートスライサー」が約20年前からまったく変わっていないのがいい証拠です)
大卒、高卒どっちが多い?
大きな会社では圧倒的に大卒が多くて
小さな会社は高卒が多い
と言った具合でしょうか。大卒だから高卒より有利とか、学歴はあんまり関係ないです。
私は有名大学卒業です。だから将来幹部候補ですね。
↑こんな考えの人は間違いなく一度挫折します。僕も有名大学ではないですが、大学をでてお肉の専門学校も卒業していたので「余裕でしょ!」と思っていたら、思いっきり鼻を折られました(笑
そしてこの業界年功序列的な考えのところは多いです。ただ、その中でも人のマネジメントが優秀な人や、数字としての結果をだした人はその枠を飛び越えて上にあがったりしてましたが。
こんな人が向いてます
人と会話するのが好きな人、とかバリバリ営業したい人等色々あるでしょうが
一番最初に触れましたが「とにかく肉が好きな人」これに尽きます。
なんでも、そうですが本当に頑張れる事って自分が好きな事ですよね。
肉を食べるのが好き、料理するのが好き、切るのが好き
なんでもいいですが、この業界に向いているのは間違いなく「肉が好きな人」です。
まとめ
どうでしたでしょう、お肉屋さんや、お肉業界で働くというイメージがついたでしょうか?
結構閉鎖的なイメージがあるんですが、実際はそんなことはなくて
他の職種と比べてもそんなにかまえる必要はないんです。
ただ今回の記事は、リクルーターとしての経験や、現在お肉の仕事をしている実体験をもとに書いています。なので色んな人の意見や、経験談を入手するためにも、説明会に行ったり、働いている人の声をぜひ聞いてみて欲しいです。
なんなら、今は肉関係のベンチャーもあるくらいですから思い切ってインターンに参加するのもありだと思いますよ!
ではでは、今回はこのへんで失礼します。
この記事があなたの肉ライフをよりよものにするキッカケになれば最高です!
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