肉屋が教える美味しい牛肉の買い方

お肉の買い方

こんにちは!シンタロウです。

美味しい牛肉って食べると幸せになりますよね。もちろん牛肉に限らず美味しい食べ物はそれを食べるだけで人生を豊かにする力があります。

でもこんなことないですか?

奮発していい牛肉買ったけど、ぜんぜん美味しくなかった、、、

誰もが経験したことがあると思います、、

そこで!今回は「肉屋が教える美味しい牛肉の選び方」ということで、あなたが精肉店やスーパーで牛肉を買うときに、失敗しない牛肉の買い方というものをお伝えしようと思います。

この記事を読んでいただくことで、スーパー・精肉店問わず

美味しい牛肉にめぐりあえる確率がグッ!と上がりますので、ぜひお付き合いください。

↓↓精肉店には興味ある・・でも、まだ行ったことないんだけど・・って方は先にこちらをご覧ください↓↓

⇨⇨これでもう怖くない!精肉店での肉の買い方講座

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美味しい牛肉の条件とは

そもそも、美味しい牛肉って何でしょう。

A5の黒毛和牛?流行りの赤身肉、それとも熟成肉?

ずばり結論から言うと「新鮮」であることです!

もちろん上にあげたような牛肉は美味しいことに違いはありませんが、人には好き嫌いがありますし、今回お伝えしたい絶対的な美味しさとは少し違うんです。

黒毛和牛も赤身肉もどんなにいいお肉であっても、鮮度がよくないとその価値を発揮できません。

新鮮で切りたてのお肉は、余分な雑味がなく「牛肉本来の味」をしっかり感じられます。

お肉が新鮮なのはあたりまえじゃん!

そうです、当たり前です。正確に言うと「本来であれば当たり前」です。でも意外と新鮮でないお肉を知らず知らずのうちに買ってしまっていることってあるんです・・

それはそうです、だって新鮮なお肉なんて知識がないと分かりませんから。もっと言うと今まで新鮮だと思っていた物が、実はそうじゃないことがあるんです。

そこで美味しいお肉の買い方、もとい新鮮な牛肉の買い方を以下で説明していきますね。

鮮度のいい牛肉の見分け方

まずあなたは、牛肉が新鮮かどうか何で判断しますか?

買いたいお肉を見て判断してるよ!

そうですね、見た目ですね。牛肉に限らず生鮮食品は見た目で判断して買うのが前提です。

お菓子や、お惣菜なんかは試食をやっていますが、お肉単体で試食をしているところってあんまりありませんよね?

お肉を見た目で判断して買うのって実は難しいことなんです。

お肉を仕事にしているような人達であれば別ですが、普通は分からないと思います。そこで以下に鮮度のいいお肉を見抜く3つのコツをご紹介するのでぜひご覧ください。

色が小豆色のものを選ぼう

牛肉は切ってから時間がたつとどんどん色がかわっていきます。

そこで切りたての色って何色だと思いますか?

切りたての色と言えば綺麗で鮮やかな赤色だよね!

う〜ん惜しい!実は違うんです。

牛肉を切った直後というのは小豆色をしています。

ちょっと分かりづらいと思うのでこちらをご覧ください。

この写真を撮ったのも切ってから少したってからだったのですが、これがほぼ切りたての色です。

見る人によっては、色が浅黒くて大丈夫なの?と思われそうですが、お肉に含まれる色素の影響なのでまったく問題ありません。

先ほどもお伝えしましたが、お肉というものは時間がたつにつれて色が変化します。

具体的には「小豆色」→「赤色」→「くすんだ赤色」→「緑、灰色」

といった順に変化していきます。

ちょっと分かりづらいですが色がくすんでしまっている状態です。。

多くの方が勘違いしてしまっている赤色が新鮮な肉というのは、少し時間がたってからの状態だったんですね。

(ここで、さらにお肉の色素についも説明したいところですが、かなりマニアックな話で退屈だと思うのでここでは省略します。)

なので鮮度のいいお肉はまず、色で判断して「小豆色」のものを選ぶ様にしてもらえるとGoodです!

角がたっているものを選ぼう

次に角がたっているものを選ぶということなのですが、「角(かど)がたっている」とはどんな状態なのかというと、上の画像で言う所のお肉の端をみてください。

この端の部分がピンとしているものを「角(かど)がたっている」と僕たち肉屋は呼んでいます。

魚の刺身を想像してもらうと分かりやすいと思うのですが、鮮度のいいお刺身って角がピンとしていますよね。肉もそれと一緒です。

切ってから時間がたつと、角がしなってきたり、まるくなるのでよくわかると思います。

よーく見てかどのたったお肉をえらんでみてください。

ドリップがでているのはアウト

ドリップとは、ドリップコーヒーとかそういうものではありません。

スーパーでパック売りされているものを見ていると、お肉の下にうすい赤い液体がたまっているものがありますよね?

それがドリップです。

ドリップがでている状態。。。

ドリップというのは、お肉に含まれる旨味であったり栄養であったりが流れ出たものなので、これがでているものは買っていいことは何一つありません!お肉を切ってから時間経過とともにでてくるものなので、これがでていると鮮度がよくないんですね。

でも、普通はお肉の下に「ドリップシート」といってドリップを吸収する紙がひいてあるので、分かりづらいかもしれません。

ただお肉の端からチョロっとシートが顔をだしていることがあるので、そんな時はシートが赤くなっているものは、避けた方がいいです。赤くなっているということはドリップを吸ってその色になっているということですからね。

ここまでシートが赤くなっているとかなりドリップでてます。。

なので、必ずお肉からドリップがでていないかどうかはチェックしてくださいね。

美味しいお肉を食べたければ忙しそうなお店を狙え

以上が鮮度のいいお肉を見抜く3つのコツだったわけですが、これら3つのコツをクリアしやすい傾向にあるお店というものが存在します。

それは「たくさんお客さんが入っていて忙しそうなお店」です。

美味しいからお客さんがたくさんはいってるんでしょ?

もちろんそうなんですが、言葉の順番がちょっと違うんです。

お客さんがたくさん入っているから美味しいお店」なんです。

ただの言葉遊びに見えるかもしれませんが、ちゃんと理由があります!

お客さんがたくさん入っているということは、よくお肉が売れているということです。そしてよくお肉が売れているということは、常にお肉を切り続けているということですよね。

つまり何が言いたいかというと、お客さんがたくさんはいっているお店というのは常に切りたてで新鮮なお肉を提供しているよ、ということなんです。

僕が以前勤めていた百貨店のお店では毎日よく売れていたものですから、切ったそばからお肉が売れていくんですね。なので常に切りたてで鮮度のいいお肉を提供できていました。(そのぶん毎日「早く切って!」と上司から怒られてました(笑)

やはり流行っているお店というのは「鮮度がいいものを提供している」からこそ繁盛しているという、ちゃんとした理由があるんですね。

こんなお肉&お店はNG!

では逆にこんなお肉やお店はよくないよ、というものを、あくまで僕の経験をふまえた見解にはなりますが紹介しておきます。

お肉に関しては上で説明したものの逆です。

色がくすんでいて、角がしなっていて、ドリップがでているようなものは絶対にさけてください。

お店に関しては、もちろんその時々の売り場の状態によっては仕方ないのかもしれませんが、売り場に上記のような、鮮度が悪いお肉をおいてあるお店はちょっとNGだと思います。

そういったものをおいてあるお店は「これでもいいか」という売り手の思いが伝わってきますし、妥協するということは他の商品にも何らかの形で影響がでてきます。

(例えば、許されないことですが、お肉の部位や産地を偽ったり、、)

やはり自分で食べたい、自分の家族に食べさせたいと思えるものを販売するのがプロだと思うのです。

自分のいきつけのお店を持とう!

最後に、もう一つ鮮度とはまた違いますが美味しいお肉を買う方法をお教えします。

それは精肉店の常連になることです。

(ごめんなさい!普段スーパーで買い物されている方は、この方法は使えないかもです。)

精肉店=お肉屋さんの常連になると、いいことがあります。

足繁く通っていると顔を覚えてもらえますから、普通よりちょっといいお肉をだしてもらえたり、ショーケースからではなく店の奥から鮮度のいい切りたてを出してもらえたりです。

お客さんによって対応を変えるなんて、それはどうなの?

なんて言われそうですが、やはり販売している方は商売ですからね。いつも来てくれている人はこれから先もずっと贔屓にしてほしいと思うのはしょうがないと思います。

↓↓肉屋の常連になる具体的な方法はこちらで公開してます↓↓

⇨⇨「全てのお客様に最高品質を」←これ大嘘です。常連客になろう!

まとめ

いろいろと言いましたが、基本的にお肉選びは鮮度のいいものを選べば間違いないです!

それに加えて、精肉店の常連になっていいお肉をうってもらえる様になれば、もう言う事なしです!

以上「肉屋が教える美味しいお肉の買い方」でした!

↓↓美味しい牛肉の買い方が分かったら、次に読むべき記事はこれです↓↓

⇨⇨お肉の一人前は何グラム?料理別に【画像付き】でプロが解説!

長くなっちゃいましたが、今回はこのへんで失礼します。

この記事があなたの肉ライフをよりよくする手助けになれば最高です!

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